学校施設管理のDIY

学校施設管理に20年以上従事してきた学校用務員によるかんたんDIY術の紹介です。

ロープの末端処理

トラロープなどのロープの端っこはどうなっているでしょうか?
ただテープで止めてあっていつの間にかバラバラと解けていってしまってはいませんか?
ロープの末端処理の紹介です。

解け始めたら止まりません。

必ずやりましょう。

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ロープの末端処理|編み込みと簡単な末端処理

2019年01月06日 05時17分

ロープの末端が解けると、どんどん解けてしまって、見るも無残になってしまうので末端の処理をします。

時間に余裕があれば編み込みできちんと処理をしましょう。

行事の前日準備などで時間が無いときは簡単な末端処理で解けるのを止めましょう。

編み込み処理

3本縒りのロープで説明します。

わかりやすいように三本それぞれを赤青緑に着色しました。

まずは三本を少し解きます。

私は20センチくらい解きます。

一つ(赤いヒモ)を折り返します。

次に折り返したヒモ(緑色のヒモ)を前のヒモ(赤いヒモ)の輪に通します。

三本よりで開始

こんな風に緑色のヒモを折り返して赤いヒモに通しました。

次も折り返して(青いヒモ)を前の折り返した輪(緑色のヒモ)に入れます。


二つ通してこのようになります。

最後にできた輪(青いヒモ)に最初のヒモ(赤いヒモ)を入れます。

これで全部のヒモを通しました。

形を整えながら、詰めます。

それぞれが偏らないように少しずつ詰めます。

今度は縒ってある部分に順番に絡めていきます。

まずは赤いヒモから始めていきます。

一巡目は同じ色のヒモの下にくぐらせます。

赤いヒモを赤いひもの下に通しました。

続いて青いヒモです。


青いヒモを青いヒモの下に通します。

最後に緑色のヒモです。

緑色も緑色のヒモの下に通しました。

このあと続けて絡めていきますが2巡目以降は順番に気をつけてください。

2巡目は一つまたいで、下にくぐらせます。

青いヒモをまたいで緑色に通しました。

同じように一つまたいで通します。

緑色をまたいで赤いヒモの中を通しました。

続けていきます。

赤いヒモをまたいで青いヒモの中を通しました。

3巡目以降も同じように。

画像は2順目で終わってますが大体3巡くらいしてます。

3巡も繰り返せば、ほどけないと思います。

編み込んで末端処理をしてあると、カッコいいですよ。

編み込む前に解けた部分が長い場合はちょうどいいところまでヒモをより直しましょう。

こちらを参考に→ヒモのよりかた
 

簡単にできる末端処理

余裕がなければ、簡単にできる方法を2つ。
 

ハンギングノットで結ぶ末端処理

ロープよりも細いヒモで結びます。

結びは少しずつ締め込んでいき最後に右側の赤いヒモの端が入り込むようにするとほどけにくいですよ。
 

テープで末端処理

ホントに余裕がなければ、テープで止めましょう。

きれいな部分を探します。
折れ目やボロボロな部分は外します。

良い部分を選んでビニールテープを巻きます。

しっかりと巻いていきましょう。
少し長めにビニールテープを巻いています。
真ん中でカットします。

剪定バサミでカットしてます。
しっかりテープで巻いてあると切り口がきれいです。

カットした切り口と剪定バサミ。

ロープやホースを切るときは剪定バサミがいいですよ。

ビニールテープで処理しましたが化学繊維のロープでしたらテーピングを巻いてカットしてから端をバーナーで炙ると丈夫になります。