学校施設管理のDIY

用務員として20年以上、学校に勤務してまいりました。 その間に培った学校施設管理のノウハウを公開します。 普段の生活のDIYとしても役立つ情報が満載です。

樹木を元気にする剪定

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小型チェーンソーのすすめ

2019年01月06日 06時32分

あまり学校や個人では大きなチェーンソーは必要ないと思います。

私の使ってるものです。

古いのでこれから買うなら安全装置がちゃんとついてるのにしましょう。


枝落としや胴回りくらいの木でもいけるんじゃないかなあ。

大パワーのものはキックバックも怖いですし、刃をしっかり研いであれば問題なく使えると思います。

私は土止めなどを剪定した丸太を組んだりしますので、ほぞ溝を切ったりします。
そのような加工時には歯とバーを替えます。
チェーンソーアートなどに使うカービングバーに替えます。

先が細くなっていて細かい加工が出来ますよ。
普段使いでも、太い木を切らないのであれば、カービングバーで良いと思います。

もう1つオススメな理由はカービングバーはキックバックがほとんどないです。

木に登っての使用など、安全面で配慮するなら替えてみてください。


 

樹形の考え方

2018年11月14日 22時07分

学校の樹木はてっぺんが枯れていたり、幹が割れていたり、苔だらけって多くないですか?
敷地から少しでも出ると苦情が来ることが…。
落ち葉の季節はこれまた苦情が…。
それで、ついつい強剪定で丸坊主、そして、トーテンポールになってしまうってのがおおいんです。
そんなことを続けると、樹齢うん十年の木がかわいそうなことになってしまうんです。
幹が腐り始めるとかなり太い枝が折れて落下なんて危険きわまりないことに…。
学校や公園等の樹木は枝葉が多く、花が咲き、実がなり、紅葉が美しいなどが望まれるのではないでしょうか?
私流ではありますが、樹木が元気になる剪定を紹介します。
剪定でまず、悩むのは、どこから切り始めれば良いのか?というところですが、私は下から切ります。
植木職人の方たちが上の方から綺麗に仕立てているのを見ますが、学校に関しては下が見えない状態で枝を落としていくのは恐ろしい事です。
気がつくと、木の下に児童がワラワラなんてことが想像出来ると思います。
気をつけましょう。
先ずは、下が見える状態にするのが良いと思います。
上に登りながら、枯れ枝や下側の枝を切っていくと、見通しも良くなってきます。

樹形の考え方ですが、株状でない上に伸びていく樹木は基本的に絵のように、一本の幹があり、そこから多くの枝がバランスよく配置されているのが成長していくにはストレスなく伸びていくのではないでしょうか。
それに毎年の管理において、しっかりした枝がない木の剪定は成長して高くなってくるととても危険です。
ならば高くならないようにと、てっぺんをズバッと切ってしまうと、切り口が雨に晒されて幹が腐っていきます。
取り返しがつかない事になります。
どうしてもと言う場合は、上の方向に伸びる枝を残して、切り口を斜めになるように切ります。
絵のように赤線で切ったら、青い丸の部分をちょうてんにのばします。
先ずは樹形と成長する姿を想像してください。
そして、幹と枝を見極めてください。
それを意識して剪定を続けると、落とす部分が決まってくると思います。

 

枝や根の成長を止めない

2018年11月14日 22時17分

絵の赤線で枝を詰めると、その手前から芽が噴き出します。
一見当たり前のようではありますが、芽を出すということはものすごい力を使うのではないでしょうか。
しかも、沢山吹き出します。

枝を止めて切るのではなくて、絵の青線のように、成長する流れを止めないで枝を剪定しましょう。
ストレスなく伸びていくでしょう。

止めて切った場合、そこから出た芽が成長していくと、一ヶ所切った所を次の年には、何ヵ所きればいいのでしょうか?

伸びていく枝を残して切れば、芽の出る数も減ります(実際には出る場所が剪定しやすくなるということです)。

剪定の切り口を減らすようにする考え方です。
切り口を減らした方が枝のダメージは少ないです。
うまく枝作りができなくても、枝が元気なら次の年に切れば良いんです。

楽しましょう✨

私はツツジや皐月も刈り込みをしません。
木の地上から出た部分だけではなく地面の下の根っこも意識しているからです。
ちょっと、極端ですが、大きく元気に育った木は地上部と同じような感じで根が張っているのではないかと想像しています。
湖のほとりに大樹があって、水面に映った所が根っこですね。
地上の枝を切れば、そこに繋がった根っこも切られたということです。

都市部の街路樹の下はどうなっているのでしょうかね?

大木が根を張れる学校の敷地はとても貴重な場所ですね。

守っていきましょう。

植物ホルモンを利用した剪定

2018年11月14日 22時25分

ちょっと専門的にもなるので、切り方だけ覚えて、あとは実践した中で自分のやり方を作っても良いと思います。
私も見直すとかなりオリジナルになってしまったなあと思っています。
ほとんどが農家の方向けですから、違うのは当たり前ですが…。

では、私流で。
まず、枝の切り方ですが水平に伸ばして行こうと立枝切りますね。
この考え、捨てましょう。
上側を切ると、乾燥→水が溜まる→腐る→危ない‼️のサイクルです。

科学的に言うとホルモンの関係です。
オーキシン
ジベレリン
サイトカイニンという名のホルモンですけど、説明すると、ながーくなってしまうので勉強したい人は本を読んでください。
とにかく、枝の下側を切る事によって植物ホルモンが作用して下の画像のようになります。
果実の付きも変わります。

見事に癒合してますね。
下側ばかり切ると、木がXになってしまうと、おもわれますが、そうなる前に下側の任意の場所にノコ目を数ヶ所入れて、寝かせ、ロープで結びます。
切り口にセルパラテープを巻きます。
下の絵ですと、黄色の部分で切って、紫色の切れ目を入れて枝を赤線の方向に引っ張って固定します。

こんな処理をすると自由自在に伸ばせます。
面白いと思いませんか?

でも実際には枝の重みや果実の重みで向きが変わって行くので、長い目で剪定してください。