学校施設管理のDIY

学校施設管理に20年以上従事してきた学校用務員によるかんたんDIY術の紹介です。

床の管理方法

学校の床の維持管理方法です。
普段の管理からワックスがけまで紹介します。
習慣化できるように簡単手軽にできる方法です。

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毎日の床の管理

2019年01月06日 06時59分

モップをかける

毎日、管理棟の床の掃除をしていますが、広くて大変。

どこから来るのか?砂やらホコリやらいっぱいです。

1階部分は玄関や昇降口があり、あけっぱなしにしていなくても空気の流れが階段から上階に向かって流れるので開けた瞬間に外から中にホコリが吹き込みます。

それと、上履きのまま外に逃げ出す児童や追いかける先生には大変そうなので「きちんと足を拭いて!」とは言えませんね。

冬の乾燥した時期は廊下がしょっちゅう真っ白です。

簡単に済ませたいですね。

デカイモップ使いましょう。

体育館とかで使うヤツです。

しかも簡単に行うようにしましょう。


こんな感じのモップです。

難しい技術なんかはないです。

ひたすら真っ直ぐ前進します。

とにかくブレずにまっすぐのままですね。

途中で離したりするとホコリや砂が落ちてしまいますね。

廊下の幅なら4往復ですんじゃいます。


あっという間にこんなふうになります。

モップをかけ終わったら、ひっくり返します。


ひっくり返しました。これはまだ、少ない方ですね。

掃除機で吸います。

モップのどこか一箇所を踏んづけながら掃除機をかけるとうまくできますよ。

業務用掃除機の扱い方

やはり、学校などでは吸引力よりも、ゴミの吸収量で選びますね。

普段、床を掃除する時や棚やロッカーの上に積もった大量のホコリなどをブラシを付けて掃除する時は(雑巾なんかじゃ拭けない位に積もってます)遠心分離とか関係ないです。

とにかく量を吸えることが大事かなと思います。

コードを巻くとき、手の平と肘にくるくる巻いてませんか?

ロープなどを巻くときも同じですが、止めましょう。

コードはよれて中の線が断線してしまいます。

(ロープはキンクという状態になってしまいます。)

指でよりをとりながら丁寧に巻いていって下さい。

巻きやすいように一度、のばしてます。

必ず、ねじれを逃がすために差し込み口側をフリーにして巻きましょう。

慣れるとよれてる逆方向にゆびで回せるようになります。

キレイに巻けました。

終わりです。

毎日の仕事ですので手軽に済ませちゃいましょう。


 

ワックス作業

2019年01月22日 21時46分

これも職員作業で行うところが多いんじゃないでしょうか?
一番厄介なのは剥離作業と思ってませんか?
私のまわりでもほとんどが、作業ごとに古いワックスを剥離しています。
でも本当にそんなに頻繁に剥離作業って必要でしょうか?
下の画像は5年間剥離作業無しの廊下の画像です。

ワックスをかける前の床です。

綺麗ですよね?

実はそんなに頻繁に剥離作業は要らないと思います。
人がよく歩く部分からワックスが剥がれていきます。
剥離作業をしないワックスがけですと回数を経て段々、真ん中辺りと端っこの色の明暗の差が出てきます。

そうなってから剥離作業をおこなえば良いと思いますよ。

隙間に入った剥離剤はどうしても拭き取りにくいので、繰り返すと床の接着を剥がしてしまいがちです。

それでは作業を始めましょう。

ゴム質な感じのべとついた汚れ。

このようなシミは

スクレイパーでこそぎ落としましょう。

こそぎ落としました。

一枚剥がすような感じです。

丁寧に落としましょう。

終わったらモップを用意します。

おすすめの太い毛のモップです。

水拭きをします。

モップは太い毛のが使いやすいですよ。

拭き終わって乾いたらいよいよワックスを塗っていきます。

ワックスとワックス用のモップです。

ワックス専用のモップは作業効率と仕上がりの面で使ったほうがいいと思います。

ワックス塗布中です。

ただひたすら塗りまーす。

塗り終わりました。

良いんじゃないですかね。

木目調のシートですと剥離せずに塗り重ねると味が出ますよ。

使い込んだヌメ革風になります。(個人的なイメージです)

回収方法の画像です。

最後に、これが重要なんですけども、塗り終わったモップは水を張ったポリペールなどに入れて回収しておいて、じっくりていねいに洗浄しましょう。直ぐに乾かすと確実にカピカピに固まってしまいます。

作業は長期休暇などを利用して、学年ごとや各階ごとなどで計画的に進めるのが良いと思います。

一斉に行ってたくさんのモップで塗るのは、オススメできません。

モップに染み込ませた分のワックスは捨てているのと一緒です。

ワックスの染み込んだモップは45リットルくらいの大きなビニールでくるんでおけば、次の日も使えます。

楽しましょう。