不耕起栽培の手順
2018年11月14日 21時45分
学習として取り組んで欲しいです。
不耕起栽培、自然農法など色々ありますがここで紹介するのはとにかく楽に出来るようにしました。
こんなの不耕起栽培じゃないよと言われても学習の一環ととらえましょう。
自然の営みは学べますから。
とりあえず学校には畑が在ることを前提にすすめます。
最初は草刈りです。
大事な事はむしるのではなく刈ると言う事です。
根っ子を土の中に残すんです。
その刺さった根っ子が分解されて土が耕されたのと同じ状態になるんです。
それは自然界では普通に行われる事です。
畑仕事の土を耕すという作業はかなりの重労働です。
今では、農家のほとんどは機械に頼ってますよね。
自然界のサイクルにおまかせしてしまいましょう。
草刈りも鎌を子供たちに使わせるのもちょっとと言うことであれば草刈り機で一気にやってしまいましょう。
こちらを参考に→かんたん!草刈り作業
刈った草を別の場所に移して畝をつくるのが基本ですけど元が畑なら作らなくても良いと思ってます。
私のはほっとけです。
ただあまりにも水捌けが悪くていつも泥々の場所や植えてあるものを区別したい場合などに溝を切ります。
難しく考えずに脇をスコップで掘るだけです。
基本的に畝は同じ所で野菜を作って刈り草を敷いていけば勝手に出来てきます。
後は種を蒔くか苗を植えるかです。
刈った草を脇に寄せます。
タネ蒔きは葉物のばら蒔きなら足幅でずりずり浅い溝を作って適当にパラパラ蒔いて土をかけて足で踏みます。
ばら蒔きにかける土は別の場所で深く掘って取った土にしてください。
浅い部分の土では雑草の種も同じに発芽しちゃいます。(それも面白いですけどね)
重要なのは鎮圧ですね。
これをしないと種に発芽スイッチが入りません。
足で踏んづけるのが簡単ですね。
思った以上に力強く踏んだ方が良いです。
鳥がタネ蒔きを見てますから、食べられないように寄せてあった草をパラパラと被せます。
芽が出て育っていきますので雑草を刈り周りに敷くを繰り返します。
普通の栽培では雑草との戦いです。
こちらはユル系なのでそんなに一生懸命しないで、雑草が栽培してる野菜の背を抜きそうになったらぐらいで良いですね。
敷き草が充実していれば、光が当たりにくいので、雑草が抑制されます。
マルチというよく畑に黒いビニールが敷いてありますよね。
ビニールではなく草を敷くメリットは雑草や刈草は益虫達の住みかになることです。
クモやてんとう虫やマイマイカブリなど。
クモの補食は知られていますが、
てんとう虫はあぶら虫を食べまくります。
マイマイカブリがいるとナメクジやカタツムリを食べてくれます。
刈った草を敷くと暑い時期は土が乾き過ぎるのを防いでくれます。
雨が降っても泥はねを防いでくれるので、病気を防いでくれます。
草が少なければプール周りなどのススキを刈って敷きましょう。
決まった事はありません。
楽しみながら自由に変えて行きましょう。
化学肥料等で育てた野菜に比べれば大きさも収穫量も小さいですけど味の違いを是非堪能して欲しいです。