学校施設管理のDIY

学校施設管理に20年以上従事してきた学校用務員によるかんたんDIY術の紹介です。

樹木を元気にする剪定

樹木を傷めないで元気に葉や花を茂らせることを目的とした剪定方法の紹介です。

いろいろなやり方もあるでしょうけどメリットはお金がかからないのと作業が楽です。
安全第一で取り組んでください。

 

件数:7件

2/2ページ

松の剪定方法

2019年02月24日 20時57分

松の剪定方法です。

すごーく難しいように言われてますよね。

でもこれから紹介するやり方なら管理は楽です。

失敗してる人のほとんどが切りすぎではないでしょうか?

樹型が整っていればあとは摘む作業だけで良いと思ってます。

三本の寄せ植えなのでグチャグチャですけどね

とにかく芽がたくさん出るように残します。

人がかわっても職人さんがいくらでも手直しできますからね。

芽がたくさん出てればいくらでも剪定のしようはありますよ。

大切な枝を切ってしまうと樹形を整えるのに時間がかかります。

手袋してれば道具も使いません。
年に二回くらいの作業で行っています。

かんたんな剪定説明図です。

春はみどり摘み。

冬に無駄な葉を摘む。

古い葉が残った状態です。

これを取ります。

こんな感じに摘み取ります。

すごくかんたんに雑に行ってますが、もう一つ理由があります。

学校の松を剪定していると児童の目に止まります。

大抵「何やってるの?」から始まりますが、必ずと言っていいほど「松ぼっくりはどこ?」と聞かれるんです。

これにはちょっと目からウロコでしたね。

きちんとやらなくちゃいけないという思いで子供の視線で見てなかったですね。

それ以降、どうすれば松ぼっくりができるか考えたりもしましたが一番かんたんなのは大雑把に剪定するということに落ち着きました。

こんなふうに手間を省いた剪定ですけども、脚立に乗っている時間はけっこう長くなると思います。

足場をきちんと確保して安全に作業してください。

できれば足袋での作業をすすめます。

楽しましょう。

 

小型チェーンソーのすすめ

2019年01月06日 06時32分

剪定作業において手ノコのみでの作業ではかなりの重労働になるのではないでしょうか?

毎年きちんと剪定している樹木では太い枝の処理は少ないかもしれませんが、職場の異動やグループでの他校の応援ではかなりの太枝を着る機会もあるとおもわれます。

やはりチェーンソーのような機械を使えるようになっておくのは大切です。

あまり学校や個人では大きなチェーンソーは必要ないと思います。


私の使ってるものです。

古いのでこれから買うなら安全装置がちゃんとついてるのにしましょう。


枝落としや胴回りくらいの木でもいけるんじゃないでしょうか。

大パワーのものはキックバックも怖いですし、刃をしっかり研いであれば問題なく使えると思います。

実際に剪定時においては私はこのチェーンソーしか使っていません。
樹上での作業や複数の枝がびっしりと生えているあいだに刃を入れる時、
土止めなどを剪定した丸太を組んだりしてつくっていますが、そのほぞ溝を切ったりする時には刃とバーを替えます。

チェーンソーアートなどに使うカービングバーに変更します。


実際に使っているバーと刃です。

先が細くなっていて細かい加工が出来ますよ。

普段使いでも、太い木を切らないのであれば、カービングバーで良いと思います。


もう1つオススメな理由はカービングバーはキックバックがほとんどないです。

木に登っての使用など、安全面で配慮するなら替えてみてください。

他との差がつきますよ。