モルタル剥がれなどの左官修理
2019年09月11日 20時41分
初期段階のモルタルが剥がれ落ちてしまった状態の時に簡単に修理します。
汚い絵ですけど階段などはこんな感じになってると思います。
コンクリートの層とモルタルの層とが剥がれ落ちてしまい雨水の侵入により更に剥離が進みます。
モルタルを練って左官修理をします。
普通に左官屋さんが行うように直接塗り固められる技術があれば良いですが練具合がイマイチで横面は下側が膨らみ気味になってしまったり、角がうまく作れなかったり他にも子供が踏んづけたり。
そこで住宅の基礎造りで型枠を使うのにヒントを得て簡単な方法を考えました。
赤線の部分にモルタルが流れないように型枠をはめれば良いわけです。
モルタルが流れないのなら緩く練れるので流し込んでしまえば良いのです。
いつも使うのは版画の見本品の板を取っておいて左官に使います。
板の四隅(大きさにより追加)に穴を空けます。
その穴の部分にコンクリドリルで穴を空けます。
ノンプラグのコンクリビスで板を留めます。
こんな風に出来上がると思いますので欠けた部分によく水を染み込ませます。
そこにモルタルを充填します。
板の下の方にまんべんなくモルタルが充填されるように細い棒などで突きながら満たしてください。
いきなり乾かすと割れてしまいますので、新聞紙などを濡して被せておきましょう。
乾燥時間はいつも濡れた新聞紙を厚めに置いてシートをかけてカラーコーンなどを上に乗せたまま忘れて放置が多いので皆さんでチェックしながら乾燥させてください。
乾燥したらコンクリビスを脱いて板を取り外します。
板が外れにくい場合はハンマーなどで軽く叩けばきれいに剥がれます。
水道メーターの升を修理した時のものです。
どこが割れていたのかわからないくらい放置してました。
ハメっぱなしの枠は腐ってきています。
鉄板をのせるので良しとしてます。
ちなみに側溝や小さな升などの場合はコンクリビスを打つ必要もなく垂木を数本、側溝や升にギリギリに入るくらいにカットして板を押し付けるようにはめることで型枠になります。
お試しください。